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副業をはじめた頃にやってくる税金の不安を解決してくれる1冊【書評】

「副業をはじめたいんですけど、税金ってどうしたらいいですか?」を読了したので、書評を書きます。

この本を手にしたきっかけ

税金の知識が乏しいので手に取りました。また副業を始めるという境遇が自身と似ており、執筆時点で今年の副業収入は30万円程度です。(※当ブログからの収益ではありません)

また今後どういう取り組みをしていけばいいのか、ヒントが得られるのではと考え、購入を決意しました。

ブログ運営者:コン

・1人静かな空間で、読書するのが大好き
・医療機関で勤務→それ以外はほぼネット
・読書の魅力、おすすめなどを発信してます
目次

この本の情報・概要

簡単な情報をまとめます。

  • 著者:福島 宏和
  • 発行所:東洋経済新報社
  • 発行年:2023年2月9日
  • ジャンル:お金、働き方
  • ページ数:225p

著者:福島 宏和さんについて

本書に記載されている紹介文を引用します。

個人事業主・確定申告専門税理士。
日本初の個人事業主専門確定申告代行サービスを提供(広島から全国対応)。
累計申告数1300件以上。
1976年群馬県生まれ。2009年独立開業。
「税理士は敷居が高い」「税理士は自分で帳簿記入できない人は相手にしない」といった先入観をなくすことをモットーに、読者やお客様に寄り添ったわかりやすい説明と、お客様のメンドウな作業を最小にできるような工夫を行なっている。
現在は確定申告に加えて、フリーランスなどの資金繰り、利益の計画管理、コーチングによる課題発見・解決を通じて「本業に専念できる環境づくり」に貢献している。
著書に『フリーランス・個人事業の絶対トクする! 経費と節税』(ダイヤモンド社)、『これって経費になりますか?』(税務経理協会)がある。

そのほか発信メディアは下記となります。

この本の「よかった」を紹介

会話形式でわかりやすい

1人の女性会社員が副業を始めるにあたり、税金関係のことがわからないので、税理士さんに相談するという設定でお話が進みます。

このわかっていない具合が程良くて、疑問に対して「この場合はどう思いますか?」と問題解決していく会話がおもしろかったです。

章の最後にはポイントを整理してくれているので、見返しやすさもありました!

月収別に解説してくれている

自身の立ち位置を確認しながら学べるので、知識も整理しやすいです。本書では下記のパターンごとに解説されています。

  • STEP0:副業で月収0円〜
  • STEP1:副業で月収1,000円〜
  • STEP2:副業で月収20,000円〜
  • STEP3:副業で月収200,000円〜
ボクの場合は「STEP2」に該当しますが、まだまだ収入も上下している状況。しかしながら、この段階において損を減らすコツ(経費や節税の考え方など)が記されているので、勉強になりました!

比較説明が嬉しい

この本をおすすめできる人

副業しようと考えている人、もしくは現在進行形の人

前述したとおりSTEP0〜3までの、ある程度の税金の悩みは本書で解決できます。

  • 開業届
  • 青色申告
  • インボイス制度(2023年10月導入)
  • 経費・節税
  • 法人化
  • ふるさと納税

注意

副業が軌道にのり700万円を超える利益が出ていれば、法人化が視野に入ります。法人化にするメリットや心構え、そして個人事業主への戻り方などのお話はとても勉強になりました。

このあたりの内容は人それぞれで、利益も経費も事業内容も違うはずですので、本書だけでなく実際に税理士さんを交えての相談がベストだと思います。

自身の支払っている税金がよくわかっていない人

あなたは給与明細や源泉徴収票などを見て、どのように税金を支払っているかがわかりますか?

「わからない」と言う答えであれば、ボクは知るべきだと思っています。副業や転職の際も焦らずにすみます。

会社勤めの場合は、会社側が支払うべき税金や年金などを差し引いて残った収入(手取り)が振り込まれるのが一般的です。

自身で支払っていなかった分、正直ボクもわかっていませんでしたが、本書をとおして理解することができました。

税金に関しては、自身で学ぶ必要があるので、本書は手軽で読みやすくおすすめできる1冊でした。

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